ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

これまた面白かったので一気に読んでしまう。
ライトノベル(?)の分類になるのか、この手の文章はテンポ良く読めるので好きかも。

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

人が生きていく上でどーにもならない事が多くて、それに立ち向かうにはどーすべきか。
バイクで暴走したり、音楽製作に没頭したり、チェーンソー男と戦ったり・・・。
チェーンソー男は「不幸」という判り易い「敵」の象徴なのかと思えば。
そうではなく、もっと漠然とした抽象的な何か。敵ですらないかも知れない何か。
NHKにようこそ!」と根底にあるテーマは似ていると思う。
主人公はヒロインを助けるのだけど、根本的に"救う"ことが出来ているのかは怪しい。
でもまあ、彼女が望むカタチでの結末を迎えられたのでハッピーエンドなのでしょう。
生きて一緒に居ることが出来れば、不幸な目に遭ったとしても未来はきっと明るい。