隠し剣 鬼の爪

途中までは何となく「たそがれ清兵衛」そのまんまの展開。
幼馴染の妹が懇意にしていた女中に変わったくらい。主人公、剣の達人だし。
でも主題になってる「隠し剣」が出てきたところは鳥肌モノ。
侍の死に方云々する割には、の暗殺剣。だから隠し剣。親友の弔いに封印する。
「たそがれ」には無かった侍の無粋さ、格好良さが前面に出た感じ。
身分違いの想いは遂げられない、ならば禄を返上して町人になるラストも良し。
惜しむらくは松たか子があまり可愛く映ってなかった点かなあ。