IT

先日のシンポジウムにて聴いたProduction I.Gの櫻井氏の話から。
ITと言うけれど、これは「それ」という指示代名詞も示している言葉ではないか。
つまり実体がないものを漠然と示している言葉である、と。
なるほど上手いこと言うものだなあ、と素直に感心したので少し流行らせてみようかな。
Information Technology(情報技術)という正しい解釈をしたとしても、結局同じだよね。
漠然とし過ぎてて世の中の何もかもがIT(情報技術)でありIT(それ)でもある。
「我々はITに注力しています」は、言い換えると「我々はそれに注力しています」となる。
"IT"には何でも代入でき得るので、好きな言葉を入れれば宜しい。
そこで結局、入れられる言葉が見つからないのがうちの会社の現状ですよ。
後からどんな言葉でも入れられる、つまり意味や意義はいつも後付けということ。
ああ、自虐的だけどこれは面白い言葉遊びだ。