ZOO

いつの間にか文庫版が出ていたのを本屋にて気付く。

ZOO 1 (集英社文庫)

ZOO 1 (集英社文庫)

こないだ映画版を観たばっかりだから、あっと言う間に読み終えた感じ。
改めて、原作の文章で描かれている方がすべてにおいて面白かったように思う。
人間の内面描写が役者の演技に左右されてしまうんだから、映画って難しいんだろうね。
小説だと文章表現できるからなあ。乙一の文章が読み易く面白いのもあるけど。
その点、アニメになっていた「陽だまりの詩」は原作の雰囲気そのままだったね。
アニメという記号化手法と実写映像では、やっぱ感情表現において一線があるのかも。
表題作の「ZOO」は映画と同じく難しかった(≒面白くなかった)。