涼宮ハルヒの消失
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 文庫
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ああ、今作は良かった。これまでで一番面白かった。
時間移動に関するあれこれという「仕掛け」の部分も十二分に楽しかったのだけど。
それとは全く別に、今作の大きなポイントは二点。
そしてこの二点を以ってSOS団の仲間意識のようなものが一気に堅固になった気がする。
一方で、ハルヒって主役のようでいて実は常に蚊帳の外の存在だなあ、とも思った。
今作はそれが顕著だよね。ほとんどキョンと長戸の物語だもの。
ハルヒは中心に居るため彼女自身は振り回されないんだよね。実は一番平和な立場だ。