1リットルの涙

感動モノはそれを観た自分が泣けるかどうか試したくて、つい手が伸びる。

1リットルの涙 [DVD]

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主役を演じた女優・大西麻恵に感心した。難しそうな演技だったけど違和感は無かった。
これをどう演じたのか気になったので、映像特典のメイキングまでしっかり観てしまった。
映画の作りがあまり安い感動を煽らず、少し引いて客観的に撮られていたのが好印象。
養護学校の寮母の厳しい物言いや、患者に残酷な真実を突きつける主治医とか。
単なる感動映画では必要のないこれらの描写にリアリティを感じて感情移入してしまう。
自分の小学校時代にもクラスに障害者が居たことを思い出した。
特に差別したりはしなかったけど、積極的に関わることも無かったなー、と。
これ、良い映画だと思う。同じ年頃の子供に見せると教育に良さそう。


「何もできないけど、生きたい」とゆーのは人間の本質の部分での本音だろーね。
人間はこれ以上に素直な欲求を持ち得ないんじゃないだろうか、と思う。