NHKへようこそ!

面白かったので一気に読んでしまった。

NHKにようこそ! (角川文庫)

NHKにようこそ! (角川文庫)

ひきこもり生活やドラッグでトリップする描写だけでも面白すぎる。
通勤電車の中で読んでて笑いを堪えるのが大変だったよ。
終盤もシリアスな展開ながらもどこかネジが飛んでる登場人物たちが退屈させない。
それでいて読後感は切ないような、でも温かいような不思議な余韻が残る。
岬ちゃんの二枚目の契約書を見て泣きそうになったりもした。
コミック版もきちんと読んでみたくなったので、amazon.co.jpでまとめ買いする。

4巻はもちろんフィギュア付きの限定版で。
戦うべき悪が不在のこんな時代で、人は日々の不安とどう向き合っていくべきなのか。
抽象的だけど若い人には共感できるテーマだと思う。良い作品でした。