世界の中心で、愛をさけぶ

ビデオ屋に5本くらいあるのに常に貸し出し中だったのがようやく借りれた。
新作でもないのに、それほど根強い。恐らく繰り返し観る人が多いのか。
で、肝心の泣けたかどうかについて。
あらすじを大体知ってたためか、ここ一番でもホロリと来なかった。
長澤まさみは可愛いし、二人の身の上の悲劇は十分切ないんだけど。
多分、映画の尺の限界による感情移入の足りなさが原因かなあ。
どちらかと言えば高校時代よりも大人になった大沢たかおが胸に迫った。
「忘れられるのが怖い」と言って写真とテープを残したアキ。
「忘れられない。アキの死から逃げてた」と苦しみ続けるサク。
何か主題がどっちなのか難しいけど。
「後片付け」の意味も「?」だし、最後あんなに吹っ切れた理由も不明。
悪くはないんだけど、何となく「ただ泣かせるだけ」の映画に思えた。