建前と詭弁

会社の部署での飲み会。久しぶりに上司に愚痴を垂れる機会ですよ。
で、一年後輩の女性社員と上司の会話を聞きながら「嫌な大人」を垣間見た。
女性にとって働きやすい職場作りのため、労働組合の執行委員に立候補したと述べる
後輩に対し、上司は「そういう人達は会社から目をつけられやすく、自分は上司から
そんな君達をフォローして大変」とか「自分の嫁も結婚前まではキャリア志向で正直
困っていた。しかし子供が産まれると180度変わった」とかいう話を繰り返す。
何が言いたいかを汲むのは易し。要は「そんな志向を良くは思わない」と。
ここまでなら個人的にも納得できる内容。話がまわりくどいのが気に入らないが。
が、最も気に入らないのは、上司はこれでも「女性差別ではない」と言い張る点。
何とまあ、ある意味では大人気ないことか。あなた、間違いなく差別発言だよ。
本音は「女性には家庭に入って欲しい」と言っておいて何を言うか。
「それは差別発言ですよ」と攻めたら、凄く不愉快そうな態度をとるのが愉快。
挙句には「うちの会社という枠にとらわれる必要もない」って、あなたそれは暗に
「会社辞めろ」って意味でしょうか。何だかもうまわりくどい話が多いので、
こちらとしても発言内容の解釈のために揚げ足を取らざるを得ない。